公認不動産コンサルティングマスター・相続対策専門士 がいる会社
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１０年前に私からご購入いただいた時は、３人家族で、
２LDKのお手頃価格の中古一戸建てで充分でした。
時が流れ、家族が増え、子供たちも成長し、
朝のトイレ争奪戦が激しさを増してきました。
また、玄関から廊下・階段にかけて、家族６人分の荷物が所せましと積み上げられています。
それでも、家族６人肩を寄せ合い、年頃のお嬢さんたちも文句言わず
仲良く暮らしていましたが、さすがに２LDK+トイレ1つでは手狭になってきました。
そんなある時、ご主人から一本の電話が・・・
「買い替えできますかねぇ？？」
〇夫婦と中学３年生を筆頭に子供４人の合計６人暮らし。
〇リビング１２帖、和室８帖、洋室４．５帖の間取り２LDKの一戸建て。
〇自宅売却査定価格＝住宅ローン残債額（月々支払い５万円）
〇車ローンとリフォームローンが有り（月々支払い５万円）
〇ご主人は会社員、奥様はパート勤務。
A.子供たちが年頃になり、自分の部屋が欲しい。
B.トイレが１つなので、６人家族だと争奪戦が激しすぎる。
C.教育費がまだまだかかるので、手元の自己資金には手を付けたくない。
D.住宅ローンと他のローンで支払いが１０万円にものぼる。
今回のご相談は、立地より建物の広さを優先に考えなければいけなかったので、
支払いの負担を増やさずに、今より条件の良い建物に引っ越すためには、
立地を多少犠牲にしなければ探せないと判断しました。
一般的に、駅からの距離が離れれば、土地の価格が割安になっていきます。
そこで、厚木でも北部を中心に家探しをはじめたところ、
手ごろな価格で４SLDK（トイレ２つ）の建物面積３０坪超の一戸建てが見つかりました。
（４SLDKのSは、サービスルームの略記で、いわゆる納戸の事です）
その家は、まだ情報に出ていない物件（いわゆる未公開物件）で、
仲良くさせて頂いている他の不動産業者さんから紹介された一戸建てでした。
不動産業者間の横の連携が取れているかどうかも、
家探しの重要なポイントです。
手元の資金をなるべく使いたくないとの事でしたので、
２つの条件が必要でした。
１つ目は、物件価格の１００％まで借入れが出来る金融機関を探すことです。
本来、住宅ローンは物件価格（金融機関が評価する価格）の９０％までを、融資限度額とするところが多いのですが、
今回の融資を受けた静岡銀行では１００％融資が可能でした。
２つ目は、諸経費をなるべく抑えることです。
融資を受ける際の保証人がわりの保証会社への保証料（融資金の約２％）も金利に組み込み、
火災保険も長期一括払いではなく、毎年払いのプランにして、初期投資を抑えました。
子供が４人いれば、教育費も食費もその分かかります。
なかなか貯蓄にまわせない、というのが現状でした。
新たな住宅ローンを組むにあたり、
現在の住宅ローンの事前完済（売却）は条件にはならなかったのですが、
現在残っている車ローンとリフォームローンを事前完済する必要がありました。
そこで、ご実家に協力を依頼し、借入れという形で完済資金にまわしました。
あくまでも、借入れですので、親子間といえでもキチンと書類を残す必要があります。
そこで「金銭消費貸借契約書」をこちらで作成し、
毎月３万円の５年間で支払うという約束を交わしました。
家族６人、夢の自分の部屋が持てる４SLDK（トイレ２つ）への引越しを終えました。
玄関・廊下・階段の荷物も片付き、すっきりとゆとりも生まれます。
支払いも、既存のローンを高い金利から親子間ローンの安い金利にシフトし、
今までの支払いトータル１０万円が、毎月８万円と２万円も安くなりました。
これで、これからの教育費等の貯蓄が少しづつ出来そうです。
朝のトイレ争奪戦も、少しは解消できるかな！
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